大阪の派遣会社事情

人気職種は?平均時給は?気になる大阪の仕事事情



東京に次ぐ日本を代表する大都市「大阪」。近年、アベノミクスの影響がささやかれる一方で、その恩恵が全くないという人も。今、大阪で人気の職種は?平均時給は?今回は皆さんが気になっている「大阪」の仕事事情をご紹介します。

大阪の仕事事情

全国的に“就職難”といわれている昨今ですが、大阪では求人雑誌やフリーペーパーで常に求人が募集されている状態。転職サイトに目を通してみても、求人が枯渇しているようには思えません。大阪では以前より、サービス業、製造業、流通業が人気職種となっており、現在も求人は募集されています。東京に次ぐ大都市だけあってIT関連の仕事の募集も多い傾向に。大企業がひしめく中、中小企業も集中しているため、事務職なども人気。また、大阪は若者が集まる街でもあるので、アパレルやレジャー産業でも常時募集がかかっています。先にも述べたように、大阪は“ものづくり”の街として知られており中小企業が点在しているため、「経理」に関するスキルを身につけておくと、就職・転職も優位に。一般の商業簿記だけでなく、工場簿記を学んでおくと尚良いでしょう。事務職や経理を目指している人は、簿記検定2級以上をもっていると安心できます。

エリア別!求人動向

大阪は、近畿地方はもちろんのこと西日本の要となる大都市。県庁所在地として複数の繁華街を抱える大阪市や堺市は人口が集中しており、求人数が豊富。東大阪市、枚方市、豊中市、高槻市、吹田市、八尾市、茨木市などのエリアも大阪市と同様に求人が常に潤沢にある状況のようです。なかでも営業職や医療・介護に関する仕事が多く、営業職に関していえば不動産、住宅設備、通信サービス、広告といった定番業種からメーカーの店舗巡回営業、人材系など、ジャンルもさまざま。医療系では介護福祉士や歯科衛生士、保育士などが人気。大阪の都心部は、大手企業や中小企業が集中しているため、オフィスワークも多く募集されています。

転職したい人気職種は?

転職したい人気職種として、大阪ではクリエイティブ業界やIT業界などが挙げられます。こういった業界は若手を積極的に採用しており、若いうちから重要なポジションを任される傾向があるため、転職してキャリアアップを図りたい方にとっては、“やりがい”ある職種といえます。IT業界の平均年収はSEで450万、サーバーエンジニアで550万円前後が相場に。仕事が形になってあらわれる仕事でいうと、クリエイティブ業界も人気。平均年収は400万円前後ですが、収入以上のやりがいを感じられるのは間違いないでしょう。求人ニーズが高く転職しやすい業界は福祉・介護業界。これらの業界は人材不足が懸念されており、他業種と比べると圧倒的に求人ニーズが高くなっています。

アルバイト、パート、派遣の平均相場

リクルートの調査機関ジョブズリサーチセンターが行った2014年11月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、関西の平均時給は926円。関東・東海・関西の三大首都圏の中では関東に次いで2番目に平均時給が高いというデータがでています。専門職、事務職、製造・物流・清掃系は前年同月比プラスという結果に。また、同社が実施した2014年11月度「派遣スタッフ募集時平均時給調査」では、関西の平均時給が1,401円とアルバイト・パートと同じく、関東に次いで2番目に高い水準となっています。やはりこちらでも、クリエティブ系、オフィスワーク系、営業、販売・サービス系が前年同月比プラスとなっており、雇用形態に関わらず、人気業種は共通しているようです。

「気になる大阪の仕事事情」いかがでしたか?地域によって、人気の職種も変わってくるということが分かりましたね。就職・転職活動を始めるときは、こういった求人動向を把握したうえで準備に取り掛かりましょう!

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